京都国立博物館

Kyoto National Museum

 京都国立博物館は、明治30年(1897)に「帝国京都博物館」として開館しました。 その本館(明治古都館・重要文化財)は、英国人建築家ジョサイア・コンドルの弟子、 片山東熊がバロック様式をとりいれ設計した建築で、平成26年(2014)には谷口吉生氏設計による新館(平成知新館)が開館しました。 主な活動は、平安時代から江戸時代にかけての京都の文化を中心とした文化財を、収集・保管・展示することであり、文化財に関する研究、普及活動にもつとめています。 現在の収蔵品は約14,500件で、そのなかで社寺などからの寄託品は約6,400件にのぼります。 中国書画は約2,000件近くあり、京都の社寺などに伝わる宋元絵画のほかに、上野コレクション須磨コレクションを核とした明清時代から近代にかけての作品が充実しています。 現在、年2回程度の特別展などを開催しています。

王羲之 《十七帖》 東晋 (上野コレクション)

石濤 《黄山図冊》 清 (須磨コレクション)

斉白石 《宋法山水図》 近代 (須磨コレクション)