兵庫県立美術館

Hyogo Prefectural Museum of Art

 兵庫県立美術館は、平成7年(1995)1月17日に発生した阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、平成14年(2002)に開館しました。建築家安藤忠雄による設計で、館内は通路が巡らされ、建物そのものを鑑賞の対象とするような空間で構成されています。美術館の前身である兵庫県立近代美術館(1970年/設計:村野藤吾)は、現在、兵庫県立美術館分館「原田の森ギャラリー」および「横尾忠則現代美術館」として利用されています。

 所蔵品は国内外の彫刻や版画、兵庫ゆかりの作家を中心とした近現代美術をはじめ、令和元年(2019)からは東洋の古美術にも目を向け、旧頴川美術館所蔵の「頴川コレクション」、篆刻家の梅舒適収集の中国文物を中心とした「梅舒適コレクション」など、様々な時代・ジャンルの作品を収集しています。これら所蔵品の特徴を活かしたコレクション展に加え、館外から作品を借用して行う特別展も随時開催しています。


伝牧谿《羅漢図》南宋(頴川コレクション)

張瑞図《行書玄都壇歌寄元逸人詩》明(梅舒適コレクション)

査士標《山水図冊》清(梅舒適コレクション)